一点一点にこだわりの心を込めて
組紐の工程には様々な段階があります。株式会社井上資孝商店の製造する組紐は製紐機を使用した機械組ですが、その作業の大半は手作業です。糸に精通した熟練職人をはじめ、機械の特性を熟知した社員が品質に妥協することなく、効率的に作業を進め、迅速な納品を心掛けています。皆様により早く、より美しい商品をお届けするために、日々工夫を重ねています。
組紐の工程には様々な段階があります。株式会社井上資孝商店の製造する組紐は製紐機を使用した機械組ですが、その作業の大半は手作業です。糸に精通した熟練職人をはじめ、機械の特性を熟知した社員が品質に妥協することなく、効率的に作業を進め、迅速な納品を心掛けています。皆様により早く、より美しい商品をお届けするために、日々工夫を重ねています。
染色された絹糸を染色した糸を木管や枠に巻き取ります。一見単純な作業に見えますが、巻き取る際に絡まったり糸が切れたりしないよう、スムーズに糸繰りを行うためには細心の注意と繊細な糸の状態を把握できる経験が必要になります。

作る紐に応じて、束ねる糸の本数・長さ・色・巻き取る枠の数をこの作業で調整します。綺麗な紐に仕上がるには、いかに糸のほつれが無く、指先で糸の些細なテンションの変化を感じながらスムーズに経尺できるかに大きく関わってきます。熟練の手仕事が、美しく完成へと導きます。

経尺で束にした糸に撚りをかける撚糸(ねんし)を施します。撚りを丁寧にかけることによって、強度が増し、紐に張り感を与えかつ美しい紐を組むことができます。

撚りを施した糸の束をボビンに巻く作業です。作る紐の糸の量や長さがその都度変わるため、機械で巻くことができなかったり、機械で巻いてしまうとボビンに巻いた糸が崩れて、トラブルにつながるのを防ぐため一つ一つ丁寧に手で巻いていきます。

糸を巻き終えたボビンを機械にセッティングしていきます。ボビンの数や組み合わせ、機械のセッティングによって、紐の質感や組目が変わります。糸の張り具合・ベルトや歯車を入念にチェック、職人の目と機械の力が共鳴することで、均一で高品質な組紐を製造することができるのです。

製組機により組紐を組み上げていきます。基本的に1台の機械で組むことのできる紐の構造は1種類です。組紐機はコンピューターなどで制御できるものではありません、経験と勘を頼りに調整されます。このアナログの特性が、新しい素材の試用や組み方のアレンジへの柔軟な対応を可能にします。私たちは昔の知恵を受け継ぎながら、新たな組紐づくりへの挑戦を進めてまいります。



組み上げられた紐は両先の房付けにはじまる仕上げの工程に送られます。一本一本手作業で糸を解し、房目をしっかりと糸で結び、房は蒸気で湯のしされ、整えられていきます。最後に転がし台で組目を整え、美しい組紐が完成します。



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